解説:IMAXデジタルシアター用DCP [映画]
方式 | Interop |
映像 | ファイル形式:JPEG 2000(MXFラッピング) ピクセル数:4096x1716, 4096x2160 フレームレート:24fps(2D), 48fps(3D) 色空間:X’Y'Z' 色深度:12bit |
音声 | ファイル形式:WAV(MXFラッピング) 量子化ビット数:24bit サンプリングレート:48kHZ チャンネル数:5.0(IMAX5), 12.0(IMAX12) |
・規格
IMAX専用の特殊な方式ではなく、通常のInterop方式準拠です。
IMAXデジタルシアターでのプロジェクター2台での上映は、IMAX社の作成したDCPでなければできません。この仕掛けはコンテンツの前後にある数秒の黒い画面と関係がありそうです。
また、暗号化されていないIMAX用DCPであれば、IMAXデジタルシアター以外でも上映可能なようです。
・映像
基本的に3Dも2DもすべてDCI 4K映像です。マスターが2Kの作品もIMAX DMR処理で4Kになっています。
画郭は2.39:1/スコープと1.90:1/フルコンテナの2種類で、2.39:1と1.90:1が混在する場合は、4096x2160で作成されています。
DCPファイル名の画郭を示す記号は、全編1.90:1でもC(1.90:1/フルコンテナ)が使われず、F(1.85:1/フラット)で統一されています。
IMAX3Dも通常の3D同様、左目用・右目用のフレームが交互に記録されています。
「スパイダーマン:ホームカミング」IMAXトレーラーA 3D/4096x1716(2.39:1)
「マグニフィセント・セブン」IMAXトレーラーB 2D/4096x1716(2.39:1)
「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」IMAXトレーラーG 3D/4096x2160(1.90:1)
「ジャングル・ブック」IMAXトレーラーN 2D/4096x2160(1.90:1)
通常版が1.85:1の作品は、トリミングやピラーボックスで1.90:1に調整されています。
「インフェルノ」トレーラーC 2D/1998x1080(1.85:1)
「インフェルノ」IMAXトレーラーC 2D/4096x2160(1.90:1)
「ジャスティス・リーグ」トレーラー1 2D/1998x1080(1.85:1)
「ジャスティス・リーグ」IMAXトレーラー1 2D/4096x2160(1.85:1ピラーボックス)
現状、大多数の劇場では2KのDLPプロジェクター2台での上映となっています。
一部、4K対応DLPプロジェクターDP4K-32Bを導入している劇場もあるようですが、イメージ・エンハンサーが4K非対応の為、IMAXコンテンツは2K×2台での上映となります。
https://twitter.com/Barco/status/552763772474236928
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」トレーラーA 5.1ch
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」IMAXトレーラーA IMAX5
以上は、IMAXトレーラーのDCP等を基に作成した記事であり、IMAX社が公式発表した内容ではありません。
解説:IMAXレーザー用DCP
IMAX専用の特殊な方式ではなく、通常のInterop方式準拠です。
IMAXデジタルシアターでのプロジェクター2台での上映は、IMAX社の作成したDCPでなければできません。この仕掛けはコンテンツの前後にある数秒の黒い画面と関係がありそうです。
また、暗号化されていないIMAX用DCPであれば、IMAXデジタルシアター以外でも上映可能なようです。
・映像
基本的に3Dも2DもすべてDCI 4K映像です。マスターが2Kの作品もIMAX DMR処理で4Kになっています。
画郭は2.39:1/スコープと1.90:1/フルコンテナの2種類で、2.39:1と1.90:1が混在する場合は、4096x2160で作成されています。
DCPファイル名の画郭を示す記号は、全編1.90:1でもC(1.90:1/フルコンテナ)が使われず、F(1.85:1/フラット)で統一されています。
IMAX3Dも通常の3D同様、左目用・右目用のフレームが交互に記録されています。
「スパイダーマン:ホームカミング」IMAXトレーラーA 3D/4096x1716(2.39:1)
「マグニフィセント・セブン」IMAXトレーラーB 2D/4096x1716(2.39:1)
「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」IMAXトレーラーG 3D/4096x2160(1.90:1)
「ジャングル・ブック」IMAXトレーラーN 2D/4096x2160(1.90:1)
通常版が1.85:1の作品は、トリミングやピラーボックスで1.90:1に調整されています。
「インフェルノ」トレーラーC 2D/1998x1080(1.85:1)
「インフェルノ」IMAXトレーラーC 2D/4096x2160(1.90:1)
「ジャスティス・リーグ」トレーラー1 2D/1998x1080(1.85:1)
「ジャスティス・リーグ」IMAXトレーラー1 2D/4096x2160(1.85:1ピラーボックス)
現状、大多数の劇場では2KのDLPプロジェクター2台での上映となっています。
一部、4K対応DLPプロジェクターDP4K-32Bを導入している劇場もあるようですが、イメージ・エンハンサーが4K非対応の為、IMAXコンテンツは2K×2台での上映となります。
https://twitter.com/Barco/status/552763772474236928
・音声
非IMAXのDCP同様、音声は最大16チャンネルまでですが、5ch(IMAX5)、12ch(IMAX12)の2種類が主に使用されています。
IMAX5は通常の5.1chと同じ構成ですが、LFEに音が入っていない為、実質5.0ch(レフト、ライト、センター、レフトサラウンド、ライトサラウンド)です。
IMAX12はIMAX5に、アッパーセンター、レフトサイド、ライトサイド、フロントシーリング、ライトフロントシーリング、レフトリアシーリング、ライトリアシーリングを加えたディスクリート12.0chです。
IMAX5もIMAX12もベース・マネジメント・システムによって、サブウーファーに各チャンネルの低音が出力されます。
非IMAXのDCP同様、音声は最大16チャンネルまでですが、5ch(IMAX5)、12ch(IMAX12)の2種類が主に使用されています。
IMAX5は通常の5.1chと同じ構成ですが、LFEに音が入っていない為、実質5.0ch(レフト、ライト、センター、レフトサラウンド、ライトサラウンド)です。
IMAX12はIMAX5に、アッパーセンター、レフトサイド、ライトサイド、フロントシーリング、ライトフロントシーリング、レフトリアシーリング、ライトリアシーリングを加えたディスクリート12.0chです。
IMAX5もIMAX12もベース・マネジメント・システムによって、サブウーファーに各チャンネルの低音が出力されます。
チャンネル | 5.1 | 7.1 | IMAX5 | IMAX12 |
1 | L | L | L | L |
2 | R | R | R | R |
3 | C | C | C | C |
4 | LFE | LFE | (LFE) | Cup |
5 | Ls | Lss | Ls | Ls |
6 | Rs | Rss | Rs | Rs |
7 | HI | HI | HI | HI |
8 | VI-N | VI-N | VI-N | VI-N |
9 | Lside | |||
10 | Rside | |||
11 | Lrs | Lfc | ||
12 | Rrs | Rfc | ||
13 | Lrc | |||
14 | Rrc | |||
15 | ||||
16 |
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」トレーラーA 5.1ch
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」IMAXトレーラーA IMAX5
以上は、IMAXトレーラーのDCP等を基に作成した記事であり、IMAX社が公式発表した内容ではありません。
解説:IMAXレーザー用DCP
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